緊急地震速報通知メッセージ(バージョン1)¶
パラメータ一覧表¶
セクション パラメータ タイプ 設定値 意味 ユニーク 備考 details Hash 以下のパラメータが設定される。 メッセージの詳細情報設定セクション 緊急地震速報情報を設定します。 type Number 0, 1, 2 地震メッセージ種別 複合キー 0 - 通常報1 - 訓練報2 - 試験報「eewid」と「sequence」との組み合わせで一意なレコードとなる。office Number 3, 4 発信官署 3 - 東京4 - 大阪alert Number 0, 1, -1 地震動警報種別 0 - 警報なし1 - 地震動警報-1 - 不明、未設定時、キャンセル時cancel Number 0, 1 キャンセル報種別 0 - 通常報1 - キャンセル報eewinfo Hash 以下のパラメータが設定される。 緊急地震速報情報構造体 String 気象庁定義値 地震ID 複合キー 「type」と「sequence」との組み合わせで一意なレコードとなる。 Number 1~359 地震シーケンス番号 複合キー 地震シーケンス番号2以降の情報を利用することを推奨。2018年3月頃の緊急地震速報の技術的改善(PLUM法)導入前の最大値は99。「type」と「eewid」との組み合わせで一意なレコードとなる。Number 0, 1 最終報かどうか 0 - 最終報でない1 - 最終報Number 地震発生時刻値 気象庁発表地震発生(検出)時刻 1970/1/1 00:00:00からの経過秒 Number 気象庁発表時刻値 気象庁発表時刻 1970/1/1 00:00:00からの経過秒 Number 気象庁定義値 震央地名コード コード定義は パラメータ詳細 を参照 Number 0, 1, -1 震源地が陸地海域か 0 - 陸地1 - 海域-1 - 不明、未設定時、キャンセル時Number 気象庁定義値 震源地緯度情報 小数点第一位まで Number 気象庁定義値 震源地経度情報 小数点第一位まで Number 気象庁定義値 震源地深さ情報 単位km Number 気象庁定義値 マグニチュード 小数点第一位まで areainfo Hash メッシュコードごとの連想配列 地域別予測震度情報 以下のいずれかの場合は空ハッシュを設定- キャンセル報の場合- 観測点が1点の場合
- <meshcode>
Hash 以下のパラメータが設定される。 地域メッシュコード(2次メッシュ) <>内は実際のメッシュコード値 Number 0, 1 警報種別 0 - 警報なし1 - 警報ありNumber 0.1~ 予測震度値 小数点第一位まで Number 主要動到達予測時刻値 主要動到達予測時刻 「1970/1/1 00:00:00」からの経過秒、または「0」
パラメータ詳細¶
説明 発表された緊急地震速報(予報)の運用種別を設定。 情報定義元 気象庁緊急地震速報(予報)電文内:「訓練等の識別符(nn)」を基に独自定義 設定値 0, 1, 2 備考 0 - 通常報- 「訓練等の識別符」が00(通常)の場合、0で設定します。1 - 訓練報- 「訓練等の識別符」が01(訓練)の場合、1で設定します。- ただし気象庁が不定期で通知する訓練報は、本システムでは取り扱いません。- 訓練報の扱いは、ユーザ毎の定義となります。2 - 試験報- 端末設置時などに地震情報の受信が行えるかの試験を行いたい場合に、2に設定して通知します。- 試験報の扱いは、ユーザ毎の定義となります。
説明 緊急地震速報(予報)を発信した官署番号を設定。 情報定義元 気象庁緊急地震速報(予報)電文内:「発信官署(bb)」を基に独自定義 設定値 3, 4 備考 3 - 東京- 「発信官署」が03(東京)の場合、3で設定します。4 - 大阪- 「発信官署」が04(大阪)の場合、4で設定します。
説明 発表された緊急地震速報(予報)の警報有無を設定。 情報定義元 気象庁緊急地震速報(予報)電文内:「警報の判別及び地震の発生場所(RTn2)」を基に独自定義 設定値 0, 1, -1 備考 0 - 警報なし- 「警報の判別及び地震の発生場所(RTn2)」が0(警報を含まない(予報のみの)内容であることを示す)の場合、0で設定します。1 - 地震動警報あり- 「警報の判別及び地震の発生場所(RTn2)」が1(警報を含む内容であることを示す)の場合、1で設定します。-1 - 不明または未設定、キャンセル- 「警報の判別及び地震の発生場所(RTn2)」が/(不明、未設定時、キャンセル時)の場合、-1で設定します。
説明 発表された緊急地震速報(予報)のキャンセル有無を設定。 情報定義元 気象庁緊急地震速報(予報)電文内:「電文種別コード(aa)」を基に独自定義 設定値 0, 1 備考 0 - 通常報- 「電文種別コード」が36または37(M、最大予測震度及び主要動到達予測時刻)の場合、0で設定します。1 - キャンセル報- 「電文種別コード」が39(キャンセル(取り消し)情報)の場合、1で設定します。※ キャンセル報であれば、最終報(is_final=1)となるわけではありません。
eewinfo:緊急地震速報情報。以下のパラメータを含む。
説明 発表された緊急地震速報(予報)の緊急地震速報用地震IDを設定。 情報定義元 気象庁緊急地震速報(予報)電文内:「緊急地震速報発表対象地震識別番号(NDn...)」の「地震識別番号(Nnnnnnnnnnnnnnn)」 設定値 気象庁定義値 備考
説明 発表された緊急地震速報(予報)の情報番号を設定。 情報定義元 気象庁緊急地震速報(予報)電文内:「緊急地震速報番号(NCNann)」の「発表する緊急地震速報(予報)の番号(nn)」 設定値 気象庁定義値(1~359) 備考 - 緊急地震速報の第一報の情報は、1地点の計測器のみで揺れを検知した場合に発せられることがあり、データ内容に誤りや誤報である可能性があります。このため、第一報(地震シーケンス番号=1)の情報は利用せずに、第二報以降の情報を利用することを推奨します。第一報を利用される場合には、この点に注意してご利用ください。※ 第二報以降には誤報がないという意味ではありません。- 1地点の計測器のみで揺れを検知した場合、発せられたデータ内容に誤りがあるか誤報である可能性があるため、「地域別予測震度情報」に空ハッシュを設定します。- 2地点以上の計測器で揺れを検知した場合、発せられたデータ内容の確度が高いため、「地域別予測震度情報」に震度情報を設定します。- 通常、続報を発表する度に地震シーケンス番号を更新されますが、キャンセル報の場合は番号は更新されません。例) 地震シーケンス番号=3の緊急地震速報通知後の、キャンセル報通知は地震シーケンス番号は3のままとなる。- 2018年3月頃の緊急地震速報の技術的改善(PLUM法)導入前の最大値は99。
説明 発表された緊急地震速報(予報)が最終報判定値を設定。 情報定義元 気象庁緊急地震速報(予報)電文内:「緊急地震速報番号(NCNann)」の「発表状況(訂正等)の指示(a)」を基に独自定義 設定値 0, 1 備考 0 - 最終報でない- 「発表状況(訂正等)の指示」が最終報値(8または9)以外の場合に、0で設定します。1 - 最終報- 「発表状況(訂正等)の指示」が最終報値(8または9)の場合に、1で設定します。※ 例えば、キャンセル報の場合でも「発表状況(訂正等)の指示」が最終報値以外であれば、0を設定します。
説明 地震の発生時刻または検知時刻値を設定。 情報定義元 気象庁緊急地震速報(予報)電文内:「地震発生時刻もしくは地震検知時刻(yyyymmddhhmmss(o))」を基に独自定義 設定値 気象庁定義値を「1970/1/1 00:00:00」からの経過秒に変換した数値を設定。 備考
説明 緊急地震速報(予報)の発表時刻を設定。 情報定義元 気象庁緊急地震速報(予報)電文内:「発信時刻(yyyymmddhhmmss(i))」を基に独自定義 設定値 気象庁定義値を「1970/1/1 00:00:00」からの経過秒に変換した数値を設定。 備考
説明 地震の震央地名コードを設定。 情報定義元 気象庁緊急地震速報(予報)電文内:「震央地名コード(kkk)」 設定値 気象庁定義値 備考 上記サイトのコード管理表及び個別コード表の『個別コード表[zip形式]』内の、「地震火山関連コード表.xls」の震央地名コード表シート(41)の定義を参照。- キャンセル報の場合は0を設定します。
説明 地震の震源地が陸地か海域化を示すフラグを設定します。 情報定義元 気象庁緊急地震速報(予報)電文内:「震央位置の海陸判定(RTn1)」を基に独自定義 設定値 0, 1, -1 備考 0 - 陸地- 「震央位置の海陸判定(RTn1)」値が0(陸地)の場合、0を設定します。1 - 海域- 「震央位置の海陸判定(RTn1)」値が1(海域)の場合、1を設定します。-1 - 不明または未設定、キャンセル報- 「震央位置の海陸判定(RTn1)」値が/(不明、未設定時、キャンセル時)の場合、-1を設定します。
説明 地震の震源地の緯度を設定します。 情報定義元 気象庁緊急地震速報(予報)電文内:「震源の緯度経度(Nddd)」 設定値 気象庁定義値 備考 キャンセル報の場合は0を設定します。
説明 地震の震源地の経度を設定します。 情報定義元 気象庁緊急地震速報(予報)電文内:「震源の緯度経度(Edddd)」 設定値 気象庁定義値 備考 キャンセル報の場合は0を設定します。
説明 地震の震源の深さを設定します。 情報定義元 気象庁緊急地震速報(予報)電文内:「震源の深さ(hhh)」 設定値 気象庁定義値 備考 キャンセル報の場合は0を設定します。
説明 地震のマグニチュードを設定します。 情報定義元 気象庁緊急地震速報(予報)電文内:「マグニチュード(mm)」 設定値 気象庁定義値 備考 キャンセル報の場合は0を設定します。
- areainfo:地域毎の予測震度情報。連想配列にメッシュコード(地域番号)別で情報が格納されます。
areainfoには、最大で4500件程度の地域情報が設定されます。 予測震度2以下(intensity値が2.5未満)の地域情報(meshcode)は、通知メッセージに含まれません。 なお、気象庁緊急地震速報(予報)電文が以下のいずれかの条件に合致した場合は、地域ごとの予測震度情報(areainfo)に空ハッシュを設定します。 - キャンセル報の場合 - データの確からしさが「観測点が1点」の場合 (本サービスは一般向け予報のため)
<meshcode>:メッシュコード(各地域の緯度経度から算出される番号。2次メッシュコード(6桁の数字文字列))。以下のパラメータを含みます。
説明 特定地域別の警報有無を設定します。 情報定義元 気象庁緊急地震速報(予報)電文内:「最大予測震度と主要動到達予測時刻(地域単位)(EBI)」内「各地域の警報の識別符(y1)」 設定値 0, 1 備考 0 - 警報なし- 2次メッシュの所属地域コードの「各地域の警報の識別符」が0(予報)の場合、0で設定します。1 - 警報あり- 2次メッシュの所属地域コードの「各地域の警報の識別符」が1(警報)の場合、1で設定します。
説明 特定地域別の予測震度値を設定します。 情報定義元 緊急地震速報(予報)の震源情報を基に独自計算 設定値 0.1~ 備考 予測震度情報は、小数点第一位までの数値で通知します。予測震度値や到達予測時刻を一般向けに表示・公開などを行う際は、以下のサイトを参考に十分にご注意ください。また震度階級へ変換する際は、下表に従ってください。
震度階級 intensity値範囲 震度0 0.5未満 震度1 0.5以上1.5未満 震度2 1.5以上2.5未満 震度3 2.5以上3.5未満 震度4 3.5以上4.5未満 震度5弱 4.5以上5.0未満 震度5強 5.0以上5.5未満 震度6弱 5.5以上6.0未満 震度6強 6.0以上6.5未満 震度7 6.5以上
説明 特定地域別の主要動到達予測時刻値を設定します。 情報定義元 緊急地震速報(予報)の震源情報を基に独自計算 設定値 到達予測時刻計算値を「1970/1/1 00:00:00」からの経過秒の数値、または「0」で設定。 備考 予測震度値や到達予測時刻を一般向けに表示・公開などを行う際は、以下のサイトを参考に十分にご注意ください。ハイブリッド法を用いた震度予測においてPLUM法が採用されている場合には「0」を設定します。PLUM法が採用されて「0」が設定されている場合には、上記の気象庁ガイドラインにある以下のユーザ様受信端末における報知表現を推奨いたします。「震度の予想がPLUM法に基づく場合は具体的な猶予時間は算出できないため、猶予時間について報知させる場合には、「まもなく到達」等の表現を用いることを推奨する。」(「緊急地震速報を適切に利用するために必要な受信端末の機能及び配信能力に関するガイドライン」(P. 35)より抜粋)
WebSocket APIから通知されるメッセージ例¶
- 緊急地震速報(通常報)の場合
"version": { // バージョン情報(全パラメータ必須) "common_version": "1", // [common]区のバージョンが指定 "details_version": "1" // [details]区のバージョンが指定 }, "common": { // 共通情報(全パラメータ必須) "datatype": "earthquake", // 通知メッセージ種別 "msgid": "IIJ-qrelay-EQK-20131031100000-1-ver1", // メッセージID "sendid": "server1", // 発信元ID "senddatetime": "2013-10-31 10:00:00+09:00" // 発信時刻 }, "details": { // メッセージ詳細(全パラメータ必須) "type": 0, // 地震メッセージ種別(0:通常) "office": 3, // 発信官署(3:東京) "alert": 0, // 地震動警報(0:警報でない) "cancel": 0, // キャンセル報種別(0:通常) "eewinfo": { // 緊急地震速報情報 "eewid": "20131031100000", // 地震ID "sequence": 1, // 報番号 "is_final": 0, // 最終報かどうか(0:最終報でない 1:最終報) "occured_datetime": 12345678901, // 地震発生(検出)時刻 "report_datetime": 12345678902, // 気象庁発表時刻 "hypocode": 477, // 震央地名コード(例:477-東京湾) "hypocenter_is_sea": 1, // 震源地が海域か(0:陸地 1:海域) "latitude": 38.1, // 震源の緯度 "longitude": 142.9, // 震源の経度 "depth": 10, // 震源の深さ "magnitude": 4.1 // マグニチュード }, "areainfo": { // エリア情報 "533945": { // メッシュコード(533945は新宿区) "alert": 0, // 警報種別(0:通常) "intensity": 3.5, // 予測震度(小数点第1位まで) "s_time": 12345678909 // S波到達予測時刻 }, "533955": { // メッシュコード(533955は板橋区) "alert": 0, // 警報種別(0:通常) "intensity": 3.7, // 予測震度(小数点第1位まで) "s_time": 12345678908 // S波到達予測時刻 }, "533956": { // メッシュコード(533956は足立区) "alert": 0, // 警報種別(0:通常) "intensity": 3.3, // 予測震度(小数点第1位まで) "s_time": 12345678909 // S波到達予測時刻 } } }
- 緊急地震速報(キャンセル報)の場合
"version": { // バージョン情報(全パラメータ必須) "common_version": "1", // [common]区のバージョンが指定 "details_version": "1" // [details]区のバージョンが指定 }, "common": { // 共通情報(全パラメータ必須) "datatype": "earthquake", // 通知メッセージ種別 "msgid": "IIJ-qrelay-EQK-20131031100000-1cancel-ver1", // メッセージID "sendid": "server1", // 発信元ID "senddatetime": "2013-10-31 10:00:30+09:00" // 発信時刻 }, "details": { // メッセージ詳細(全パラメータ必須) "type": 0, // 地震メッセージ種別(0:通常) "office": 3, // 発信官署(3:東京) "alert": -1, // 地震動警報(0:警報でない) "cancel": 1, // キャンセル報種別(1:キャンセル報) "eewinfo": { // 緊急地震速報情報 "eewid": "20131031100000", // 地震ID "sequence": 1, // 報番号 "is_final": 0, // 最終報かどうか(0:最終報でない 1:最終報) "occured_datetime": 12345678901, // 地震発生(検出)時刻 "report_datetime": 12345678902, // 気象庁発表時刻 "hypocode": 0, // 震央地名コード(例:477-東京湾) "hypocenter_is_sea": -1, // 震源地が海域か(0:陸地 1:海域 -1:不明、キャンセル) "latitude": 0, // 震源の緯度 "longitude": 0, // 震源の経度 "depth": 0, // 震源の深さ "magnitude": 0 // マグニチュード }, "areainfo": {} // エリア情報 }